外壁塗装をするにしても、できるだけコスパのよい塗料を選びたいという方も多いでしょう。
そこで今回は、外壁塗装をするなら知っておきたい塗料について、各ご家庭に適した選び方をご紹介したいと思います。ぜひ、参考にしてみてください。
外壁塗装の塗料について
選び方の前に、外壁塗装を行うための塗料には「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」というようにグレードがあることを知っておきましょう。
この塗料の材料は合成樹脂なのですが、塗料そのものの耐久性につながる要素でもあります。
よく、インターネットで外壁塗装の塗料についてリサーチしてみると「アクリル塗料は安いのがメリットだが、耐用年数が短め」「迷ったらシリコン塗料を選べ」などの情報が目に飛び込んでくると思います。
ただし、外壁塗装についても、塗料についても選び方が「ややこしい」「難しい」というのは塗装業者でもない限り、知識のない一般の方々なら当然の話です。
なので、選び方としては実績豊富な塗装業者から提案されたものを使うのが一番適しているとも言えます。
塗料の種類
一応、外壁塗装に提案される塗料の種類についてチェックしておきましょう。
多くの塗装業者では下記の3つの塗料を提案してくれます。
ウレタン塗料
木から金属まで塗る素材を選ばない塗料です。環境と立地が良ければ、耐用年数も期待できます。
価格は約2000円~2500円(㎡単価相場)
耐用年数は7~10年程度
シリコン塗料
もっとも一般的な塗料です。耐用年数も長いことから数多くの住宅の外壁塗装に使用されています。
価格は約2500円~4000円(㎡単価相場)
耐用年数は10~13年程度
フッ素塗料
高価であるだけに、費用対効果が期待できる塗料です。
頻繁に塗り替えができないビルやマンションの外壁塗装に使用されています。
耐候性と耐用年数の長さが特徴です。
価格は約4000円~5000円(㎡単価相場)
耐用年数は13~15年程度
それでも迷うなら
それぞれの塗料ごとに特徴も価格も、耐用年数にも違いがあります。
選び方としては費用対効果になるので、価格から選ぶのが適しています。
各メーカーより種類別にさまざまな塗料が販売されています。
また、外壁塗装を依頼する場合は、塗装会社から塗料の提案を受けることになります。
薦められた塗料で良いかどうか、それによって不満は解消できるのか?など、気になることもあるでしょう。
選び方に迷うのであれば、複数の塗装業者に提案してもらったり、見積りをお願いすることも有効な方法です。
臭いにも注意
外壁塗装を行う場合には、外壁に適した塗料を選ぶことになります。
しかし、シリコン、アクリルにしても水性塗料を使用するケースが多いかと思います。
水性塗料は油性塗料と比べて臭いが少ないという特徴もあります。外壁塗装を行う場合には、周りにも配慮が必要になります。
例えば、赤ちゃんや小さなお子さん、ペットがいるご家庭が近くにある場合には、塗料の臭いが風に流されてしまい、換気の際に室内に流れてしまうこともあります。
通行人にとっても不快な臭いは懸念材料です。
なので、性能や価格だけでなく、周りの環境への影響も考慮して、臭いが比較的少ない塗料を選ぶ配慮も必要になるでしょう。
もちろん、水性塗料なら環境にも貢献できるというメリットもあります。
いかがだったでしょうか。外壁塗装を行うにも塗料には大まかに4種類があり、それぞれにメリットがあります。
もちろん、デメリットもあるので、複数社に相談、提案、相見積もりを取ることにより、難しい塗料選びが比較的ラクになります。
ぜひ、こうしたポイントから塗料選びをしてみてはいかがでしょうか。