外壁塗装後に必要になるメンテナンス しないとどうなるの

現在の外壁の主流はサイディングボード、あるいはモルタル壁ですが、外壁材も経年劣化をするためにメンテナンスが必要になります。

 

また、サイディングの外壁については「メンテナンスフリー」といわれていることもあるのですが、実際には定期的なメンテナンスが必要になることを前提としてお伝えしておきます。

 

ここからは外壁塗装を必要にする理由や、メンテナンスをしないとどういったトラブルに繋がるのかをご紹介していきます。お住まいの状況と照らし合わせてみてください。

 

外壁のメンテナンスをしないとどうなるのか

外壁のメンテナンスをしないとコケが発生したり雨漏りが発生します。

最悪、内部の腐食を引き起こしてしまいます。

 

このように、腐食してしまうと建物自体の強度が弱くなってしまいます。

そうなれば、外壁塗装による塗替えでは弱く、張替えや建て替えが必要になることもあり得ます。

 

外壁塗装なら80万円程度でメンテナンスが済むところ、張り替えとなるとその2倍以上がかかるケースもあります。

 

外壁塗装によるメンテナンス時期について

新築時からなら10年が目安だといわれています。

新築の外壁塗装なのだから、15年〜20年くらいは大丈夫だと思う方もいるでしょう。

 

しかし実際には、初期費用を抑えるために耐用年数が7年～15年までの塗料を使用するケースがほとんどです。

そのため、10年前後で外壁塗装となるメンテナンスをするのが望ましいといえます。

 

どのような素材のサイディング材（外壁材）でも、10年に1回の頻度で外壁塗装とコーキング補修を行うようにしましょう。

また、築年数によっては重ね張りや張り替えリフォームを検討するようにしたいところです。

 

外壁塗装のメリット

外壁塗装をするメリットは、住まいを保護することです。

外壁は雨風や紫外線に晒されると劣化が進みます。

 

そのため、サイディングなどの外壁材には表面に塗装を施して保護しなければなりません。

そうすることで塗膜がシールドという役割を果たして、厳しい自然環境から住まいを守ってくれることになります。

 

ただし、塗装頻度の目安は外壁材の種類や外壁の劣化状況によります。

例えば、耐用年数が長い外壁材を使っているなら、10年以上経過していてもきれいな状態を保てる可能性もあります。

 

状況については専門家が調査して判断してくれます。

 

外壁だけではない

メンテナンスは外壁だけではありません。

外壁塗装を行うつもりであれば、同時に「屋根塗装」も行いましょう。

 

屋根も外壁同様に雨風や紫外線に一年中晒されています。

屋根材もむき出しになっている場所なのでいずれは劣化してしまうため、新築時には塗装による塗膜が張られています。

 

ですが、外壁塗装のメンテナンス時期と同じ時期に耐用年数を迎えるケースが大半です。

同時に施工することで費用を抑えることもできます。

 

また、雨漏りは外壁より屋根からという発生率が高いので、メンテナンスは重要視しておきましょう。

屋根もメンテナンスを放置すると防水シートなども劣化してしまい、簡単に雨漏りが発生します。

 

天井からの雨音が響くようになったら要注意かもしれません。

屋根は高所にあるので、トラブルが発生しても目視で確認し辛く、雨漏りを見逃してしまうこともあります。

 

耐用年数が過ぎているなら、注意が必要です。

 

おわりに

外壁は住まいを守る役割を担います。見た目がキレイでもヒビが発生していたり、苔が発生していたりすることも。

 

そうしたサインを見逃さないように、定期的に建物を診断してもらうと安心です。

外壁が保護してくれる快適な住まいで明るい生活を過ごしませんか。