外壁塗装の耐用年数 塗料ひとつで長持ちさせることができる?
外壁塗装を考えたときに、選んだ塗料の耐用年数もぜひ知っておいてください。
そして、外壁塗装の耐用年数に影響することがいくつかあるので、今回はそこも掘り下げながらご紹介いたします。
外壁塗装の耐用年数
外壁塗装の耐用年数はどのくらいなのか、という目安になる年数はもちろんあります。
外壁塗装の耐用年数とは、外壁を保護する役割をしっかり保てる年数です。
なお、この耐用年数、実は2種類に分けられます。
1つは「外壁塗料の耐用年数」、2つ目は国税庁が発表している構造で定めている「建物の耐用年数」です。
今回は1つ目の「外壁塗料の耐用年数」についてご紹介します。
まず、本題となる耐用年数は、成分品質にもよりますが約10年~約20年です。では、塗料別に見てみましょう。
・アクリル系塗料:約4年~約7年。発色が良く、安価なのが特徴です。
・ウレタン系塗料:約6年~約10年。汚れや色褪せに強く耐久性抜群で、コストパフォーマンスが高く、多くの住宅の外壁塗装に用いられていまるのが特徴です。
・シリコン系塗料:約8年~約15年。耐久性に優れており、新築時から2回目となる外壁塗装(塗り替え)で選ばれる傾向にある塗料です。
・フッ素系塗料:約15年~約20年。住宅用よりも商業施設向けになる耐久性は高いがコストも高めになる塗料です。
・ラジカル系塗料:約8年~約15年。新しく発売された塗料で、耐久性もありコストも低いので、新築のローコスト住宅に用いられる率の高い塗料です。
耐用年数が長い塗料は価格が高額になり、逆に耐用年数が短めの塗料は価格が安価になります。
考え方次第
外壁塗装を行うにしても、アクリル系塗料のように約4年に1度の塗り替えでは費用もかかるため、できるなら長持ちさせたいですよね。
外壁塗料の耐用年数だけを見た場合、フッ素系塗料が一番長持ちしますが、先にあげたように耐用年数が長いことで外壁塗装工事の費用も高額に。
しかし、費用が高額でも長い目で見ればメンテナンスコストが安くなる傾向です。
加えて性能も良いため、予算内であればフッ素系塗料を選ぶ余地は十分あるでしょう。
外壁塗装専門業者でおすすめするのは、価格、耐久性、仕上がりの良さなど全体的なバランスが取れている「シリコン系塗料」です。
フッ素系塗料を選びたいものの予算オーバーしてしまう場合は、シリコン系塗料を選ぶのもアリです。
外壁塗装の耐用年数に影響することとは?
外壁塗装用の塗料は、メーカーの「促進耐候性試験」によって耐久性や耐用年数などを検証した内容です。
しかし、実際の住宅に塗装して得た結果ではありません。そのため、外壁塗装の耐用年数が正確ではないことも知ってほしいと思います。
そこで、外壁塗装の耐用年数に影響する可能性のある内容も見てみましょう。
建物の立地
交通量の多い道路のそばに家が建っている場合、排気ガスで外壁が汚れやすくなる可能性もあります。
大型のトラックの振動によって外壁にヒビが入りやすくなることもあるでしょう。
また、日当たりの悪い場所なら、コケやカビなどが発生する恐れもあります。
これらによっては外壁塗装の耐用年数に影響を及ぼす可能性も少なからずあるので、早め早めにメンテナンスをしましょう。
外壁塗装の塗料の品質
塗装費用を安く抑えるために考えがちなのは、塗料のグレードを落とすこと。そうすると通常の耐用年数より短くなる可能性があります。
施工業者
施工業者選びにも慎重にならなければなりません。
見積り額が安いからと選ぶと、施工工程を省かれてしまうことも。
もちろん、悪質業者はほんの一部です。しかし、優良業者をしっかり見極める目も必要に。
訪問販売などで利用することは避けて、地元密着型で信頼度の高い業者を選ぶように。
まとめ
外壁塗装は塗料ひとつ選べば良いのではなく、環境や業者によっても長持ちさせる工夫ができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
松山市の外壁・屋根・防水塗装は、代木塗装工業にお任せ下さい。
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