【再塗装のサイン!? 外壁塗装の色褪せの要因と劣化しにくい色について】
新築の時は美しかった外観も、5年、10年と月日が経つに連れて色褪せてしまい、
古くなったように感じてしまいます。
しかし、リフォームによって外壁の色を新しく塗り替えれば、その印象も変わります。
そこでこの記事では、外壁の色褪せが起きる原因や、劣化しにくい色などを併せて解説していきます。
■外壁塗装の色褪せは再塗装のサイン
「自分の家が、なんだか古びて年季が入っているように見える」といった場合、
外壁塗装の色が褪せて薄れてしまっている事が多いです。
外壁塗装の劣化は、見た目の問題だけでなく、塗料の上に塗ってある塗膜自体が劣化し、
防水性が低下してしまっているというサインでもあります。
外壁塗装には、建物の劣化要因である浸水を防ぐという役割もありますが、
塗膜の防水性が低下してしまっている状態では、建物内部への浸水を許してしまう恐れがあります。
なので、再度外壁塗装し直すことで建物の防水性を強化する必要があります。
再塗装のタイミングは、建物にもよりますが、一般的にはおおよそ10年前後が外壁塗装時期の目安になります。
■外壁塗装の色褪せが起こる2つの原因
外壁が色褪せてしまう要因は2つ考えられますが、どちらも基本的には「経年劣化」によるものです。
▼紫外線による色素の劣化
本や雑誌などでも、日の当たる窓際に放っておくと、日焼けしてしまいますよね。
それと同じように、外壁塗装も毎日太陽の紫外線を浴び続けることで、少しずつ劣化しています。
塗料に使われている顔料の色を構成している原子同士の結びつきが、
紫外線によって破壊され、本来の色味が変わってしまうのです。
そのため、日当たりの良い場所は特に、この紫外線による色素の劣化が早まると考えられます。
▼化学変化による変質
鉄が酸素・水・日光などの様々な要素により、錆びて赤茶色に変色してしまうように、
金属やプラスチックなどの元の材質が、酸化などの化学変化が原因で変質してしまい、
色味が変化して色褪せて見えてしまうのです。
■外壁塗装におすすめの劣化しにくい色
色褪せが起きる原因が分かったところで、ここからは色褪せしにくい、
おすすめの色を3つ紹介していきますので、順に見ていきましょう。
▼白
白色顔料として使用される酸化チタンは高い隠蔽力を持っており、
無機顔料のため化学変化も起こりにくいとされています。
太陽光を吸収しにくく、紫外線のダメージも受けにくいことに加え、
見た目には色褪せも目立ちにくい色なので、特におすすめです。
ただ、ほこりや排気ガス、カビやコケなどの汚れがあれば、目立ちやすいというデメリットがあります。
そうしたことも理解した上で選びましょう。
▼黒
黒は白に次いで色褪せが分かりづらい色です。
黒の顔料はカーボンブラックというもので、着色力が高く、
色の原子の結びつきが光に分解されにくい特性があります。
そのため劣化しにくい色ではありますが、その反面汚れが目立ちやすく、艶がなくなって色が薄くなると、
色褪せたように感じてしまいます。
▼青
青は原色系の色ではありますが、光を反射しやすく、紫外線の影響を受けにくい性質があります。
道路標識なども経年劣化すると、赤い部分は薄く色褪せていくのに対し、
青い部分は色が濃く残っていることがあります。
劣化しにくい色は長期間発色が良く、古ぼけた印象が出にくい半面、比較的汚れが目立ちやすい色なので、
小まめに手入れができるかがポイントになります。
●まとめ
外壁の色褪せは、家の見た目が古くなるだけでなく、塗膜の防水性低下のサインでもあり、
再塗装を考える時期の目安であるとも言えます。
再塗装の際は、後の色褪せのことも考慮し、劣化しにくい色にすることで、
きれいな外観を長持ちさせることができます。
もし、今お住まいの自宅の屋根や外壁が「色褪せてきたな…」と感じたら、まずは業者に相談してみましょう。
松山市の外壁・屋根・防水塗装は、代木塗装工業にお任せ下さい。
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