雨漏りするのは天井やベランダだけじゃない！外壁を守る防水塗装とは


 

 

皆さんは雨漏りと聞くと、どのような状況を連想しますか？

おそらく天井やベランダから水が滴り落ちる様子を連想する方が多いのではないでしょうか。

実は雨漏りする場所はさまざまで、外壁から雨漏りするケースもあるのです。

そこで今回は外壁から雨漏りする主な原因と、防水塗装の工事について分かりやすくご紹介します。

 


防水塗装の工事はどうして必要なの？

皆さんは日ごろ、防水塗装について考えたり意識したりする機会はほとんどないと思います。

しかし温暖湿潤気候の日本に暮らすうえで、防水塗装の必要性や工事の内容について知っておくことは大切です。

私たちが暮らす日本には四季があり、一年を通して気温や降水量が大きく変化します。

真夏の強烈な紫外線や真冬の寒さは、私たち人間だけでなく住宅にも大きなダメージを与えるのです。

特に近年では梅雨時期の長雨に加え、夏のゲリラ豪雨や秋の台風、冬の大雪といった自然災害が増えています。

それに伴い全国各地で雨漏り被害が起こっているのです。

そんな状況下で住宅の防水塗装やメンテナンスを怠れば、雨漏りのリスクは年々高まっていきます。

ひとたび雨漏りに見舞われれば、家具や家電製品がダメになる可能性もありますし、

二次被害として水を含んだ建材が劣化し住宅の耐久性が低下する恐れもあるのです。

耐久性が低下した住宅は危険なだけでなく、不動産価値も下がります。

さらにリフォーム工事が必要となれば大きな費用がかかるでしょう。

これらの理由から防水塗装の工事がいかに大切か、お分かりいただけるのではないでしょうか？

それでは次に、外壁から雨漏りする主な原因をご紹介します。

 


外壁から雨漏りする主な原因とは？

一般的に雨漏りが発生する場所といえば天井やベランダが多いのですが、外壁から雨漏りが発生することもあります。

「外壁から雨漏りするなんて意外だな」と思われるかも知れませんが、台風の襲来などで横殴りの雨に降られ、

水が一気に浸入してくるケースもあるのです。

その主な原因としては、外壁に施された防水塗装の塗料が剥がれ落ちてしまったり、

経年劣化や地震の影響で外壁にクラック（亀裂）が入ってしまったり…というものが挙げられます。

このような事象は、雨風に強いとされる鉄筋コンクリート造の住宅においても、リスクが無いわけではありません。

家のつくりが木造でもコンクリートでも、日ごろから屋根やベランダ、外壁を注意深く観察しておくことが大切です。

そして小さな異変に気づいたら、速やかに防水塗装の工事をおこなうことをお勧めします。

続いて外壁の防水塗装の工事がどのようにしておこなわれるのか、一例をご紹介しますので確認していきましょう。

 


外壁の防水塗装ってどんな工事？

外壁の防水塗装の工事にはさまざまなやり方がありますが、

ここではコーキング剤を使った工事について分かりやすくお伝えしたいと思います。

まずコーキング剤というのは、

キッチンシンクの隙間やタイルの目地などに用いられるゴムのように弾力のある物のことで、

気密性や防水性に優れた充填剤です。

このコーキング剤を外壁のクラック（亀裂）や壁の目地に埋め込むことで、水の侵入を防ぎます。

この工事で最も重要なのは、ダイヤモンドカッターを用いてクラックの溝をより深く広く切り込んでいく作業です。

ダイヤモンドカッターでV字に切り込みを入れることで、厚みのあるコーキング剤を埋め込むことができ、

防水効果が高まります。

そしてコーキング剤が完全に固まれば工事は完了です。

これだけでも外壁の雨漏りを防ぐことは可能ですが、さらに外壁全体に防水塗装の工事をおこなえば、

より高い防水効果を得ることができます。

住宅を少しでも長く良い状態で保つには、こまめなメンテナンスが大切です。

 

今回は防水塗装の工事を分かりやすくご紹介しましたが、いかがでしたか？

防水塗装の工事にはさまざまなやり方がありますので、一律に「この方法がベストです」とは言い切れません。

当社ではお客様のご予算や外壁の状態に応じて最良の工事をご提案致しますので、どなた様もお気軽にご相談ください。